◎ナチスに虐殺された犠牲者を追悼するために植えられた記念樹7本が何者かに切り倒された。
2013年10月15日/ドイツ、ワイマール、ブーヘンヴァルト強制収容所記念館(Getty Images)

ドイツ東部のブーヘンヴァルト強制収容所記念館を運営する財団は21日、ナチスに虐殺された犠牲者を追悼するために植えられた記念樹7本が何者かに切り倒されたと発表した。

財団によると、樹木は記念館の本館から数百メートル離れた場所に植えられたものだという。

財団は警察に被害届を提出したとツイートし、切り倒された記念樹の写真を公開した。

財団の代表はドイツ通信社(dpa)の取材に対し、「愕然としている」と語った。

dpaによると、7本のうち1本はブーヘンヴァルト強制収容所で殺害された子供たちに、もう1本は6人の囚人に捧げられたものだった。

7本は「1000本のブナ」と呼ばれるプロジェクトの一環で、囚人が連行されたルート上に植えられていた。

ブーヘンヴァルト強制収容所は1937年に設立され、収容された約28万人のうち5万6000人以上が飢え、病気、医療実験により死亡した。

人々は第二次世界大戦末期の1945年4月11日に解放された。

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