◎警察は容疑者の身柄を確保しているが、身元は明らかにしていない。
2022年8月26日/ベルギー、首都ブリュッセル中心部の通り、警察の現場検証(Sylvain Plazy/AP通信)

ベルギー警察は26日、ブリュッセル中心部の歩道テラス席にバンが突っ込み、3人が軽傷を負ったと発表した。

報道によると、事故を起こしたバンは負傷者を残して逃走したという。警察はその後、容疑者の身柄を確保したと報告した。

ブリュッセル検察庁の報道官は26日の記者会見で、「事件を評価している」と説明したが、容疑者の身元は明らかにしなかった。

報道によると、軽傷を負った3人を含む10人程度が現場で手当てを受けたという。入院した人はいなかった。

警察が公開した防犯カメラの映像には、白いバンが歩道のテラス席につっこみ、テーブルを跳ね飛ばす様子が映っていた。

SNSでも多くの写真と動画が共有され、人々が避難する様子が映っていた。

欧州の検察は混雑した公共エリアの事件・事故を過激派のテロと想定し捜査する。最近は過激派のテロより、メンタルに問題を抱える個人による事件・事故の方が多いようだ。

ベルギーのテロリスクを評価する委員会は現在、国内の脅威レベルを4段階中2とし、しばらくこのレベルを維持するとしている。

内務省の報道官は26日、治安当局と緊密に連携し、この事件を監視していると述べた。

スポンサーリンク