イギリス、選挙権年齢引き下げへ、18歳から16歳に
ブラジル、エクアドル、オーストリアなど、いくつかの国が16歳選挙権を導入している。
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イギリス政府は17日、次回の国政選挙前に選挙権を18歳から16歳に引き下げると発表した。
与党・労働党は24年7月の議会選キャンペーンで選挙権を引き下げると公約していた。
スコットランドとウェールズは既に、選挙権を16歳に引き下げている。
ブラジル、エクアドル、オーストリアなど、いくつかの国が16歳選挙権を導入している。
この措置は政治資金規正法を強化する広範な改革の一環として実施される予定だ。
首相府の報道官はSNSへの投稿で、「政治資金規正改革がイギリス政治への外国の干渉を防ぐための安全対策を強化する」と述べた。
政府は有権者を自動登録するシステムも導入し、投票所で銀行カードを身元確認証として使用できるようにすると発表した。
前政権は2022年、投票所における写真付きID(身分証明書)の提示を義務化。人権団体はこの措置が若年層、低所得者、少数民族の有権者数百万人を選挙から排除する可能性があると主張していた。
選挙管理委員会によると、昨年7月の議会選では約75万人がIDを持っていなかったため、投票できなかったという。