◎現場で対応に当たったパトロール隊は男が危険な行動を取り、極度の興奮状態にあるとして、増援を要請した。
ベルギーの検察庁は21日、ブリュッセルの精神科クリニックで患者とみられる男が刃物を持って暴れ、警察官に射殺されたと発表した。
ブリュッセル地検によると、市内の精神科クリニックは49歳の男が刃物を持って暴れていると警察に通報。対応を求めたという。
検察庁の報道官は声明で、「現場で対応に当たったパトロール隊は男が危険な行動を取り、極度の興奮状態にあるとして、増援を要請した」と述べている。
その後、パトロール隊のひとりが男に向け発砲。男は腕と腹部を撃たれ、市内の医療機関に搬送されたが、死亡した。男の死因と身元は明らかにされていない。
検察庁は「警察を監視する専門家委員会が事件を調査する」と発表したが、それ以上の詳細は明らかにしなかった。
