◎バルカン半島の一部で大雪が降り、交通網とインフラに大きな影響が出た。
2021年12月12日/セルビア、首都ベオグラードの幹線道路(Getty Images/AFP通信/EPA通信)

12月12日、バルカン半島の一部で大雪が降り、交通網とインフラに大きな影響が出た。

セルビアの首都べオグラードの空港では一部の便が欠航を余儀なくされ、公共交通機関も運行を停止し、幹線道路では路面の凍結に伴うスリップ事故が相次いだ。

セルビアの現地メディアによると、各地で倒木や着雪による配電線の事故が相次ぎ、大雪に慣れていない地域では建物の倒壊も報告されたという。ベオグラード中心部の幹線道路では、道のど真ん中で大型トラックがスタックし、大渋滞を引き起こした。

セルビア政府は市民に不要不急の外出、電力会社は節電を呼びかけている。しかし、現地メディアによると、西部地域の広い範囲で停電が発生し、多くの市民が発電機の燃料を購入するためにガソリンスタンドに走ったという。

ベオグラードの中心部では雪の重みで樹木が倒れ、車と建物を直撃した。報道によると、車内に数人が閉じ込められたものの、無事救助されたという。

空港は雪と停電の影響で一部の便をキャンセルした。当局によると、主要ターミナルの停電は短時間で解消したという。空港に通じる高速道路は数時間通行止めになった。

ベオグラードと地方都市を結ぶローカル線に乗車した乗客は、停電の影響で約7時間車内に閉じ込められた。当局はバスによる代替輸送を実施している。

ブルガリアの南部では週末の大雨で大規模な洪水が発生し、政府は非常事態を宣言した。現地メディアによると、南部スモリャン地域の主要な堤防が決壊し、複数の民家が洪水に巻き込まれたという。また、南部の複数の村で停電が発生したと伝えられている。

アルバニアの南部でも大雪が降り、政府は軍と警察に出動を命じた。アルバニアの予報官は12日、南部地域の住民に今後3日間は大雪に警戒するよう呼びかけた。

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