◎事件は首都スコピエ郊外で28日遅くに発生。数百人がアルバニアの祝日に合わせてパーティーを開いた。
北マケドニアの警察はアルバニア系民族のメンバーがアルバニアの祝日を祝うパーティーで大暴れしたとして、10人を逮捕した。現地メディアが11月30日に報じた。
内務省によると、数人の未成年者を含む容疑者たちは「国家・人種・宗教憎悪、不和、不寛容を扇動した罪」に問われているという。有罪が確定した場合、懲役5年以下に処される可能性がある。
事件は首都スコピエ郊外で28日遅くに発生。数百人がアルバニアの祝日に合わせてパーティーを開いた。
少なくとも1枚の北マケドニアの国旗が引き裂かれ、焼かれた。地元メディアによると、祝賀行事に参加した一部の暴徒が空に向けて自動小銃を乱射、負傷者の情報はない。
政府報道官は「アルバニア系少数民族の一部が暴力を煽り、緊張を高めている」と非難。アルバニア系民族を代表する政党も非難声明を出した。
ミコスキ(Hristijan Mickoski)首相は国旗への攻撃を「侵略行為」と非難。内相は「この恥さらしども」と吠えた。
2021年に行われた国勢調査によると、アルバニア系民族は同国の人口180万人の3分の1を占めている。