◎アニマルリベリオンは5月22日、「配送センターの入り口付近に植物ベースの構造物を設置し、トラックの出庫を阻止した」と述べた。
2021年5月22日/イギリス、ヘメル・ヘムステッドにあるマクドナルドの配送センター、アニマルリベリオンの活動家(AP通信/Yui Mok/PAメディア)

現地メディアによると、動物の権利を主張する活動家グループがイングランドのマクドナルド配送センターを制圧したという。ロンドンの北西約39kmに位置するヘメル・ヘムステッドの配送センターを乗っ取った活動家は、2025年までに同社の提供するハンバーガーの肉を植物ベースにするよう要求した。

アニマルリベリオンは5月22日、「配送センターの入り口付近に植物ベースの構造物を設置し、トラックの出庫を阻止した」と述べた。スポークスマンによると、活動家たちはヘメル・ヘムステッド、コヴェントリー、ベージングストーク、ヘイウッド、マンチェスターの配送センターを事実上制圧したという。

同グループは声明の中で、「チームは少なくとも24時間は現場にとどまり、マクドナルドのサプライチェーンへの攻撃を続けるだろう」と述べた。「今回の制圧により、国内の約1,300店舗が深刻な影響を受けるでしょう」

同グループのスポークスマン、ジェームズ・オデオン氏は別の声明で、「食肉および乳製品産業は地球を破壊しています」と主張した。「食肉は熱帯雨林の大量破壊を引き起こし、すさまじい量の温室効果ガスを生み出しています」

「地球人を養うと同時に地球を保護する唯一の持続可能な方法は、植物ベースの食料システムを採用することです。動物を育て、殺し、食べ、熱帯雨林を破壊し、燃やし、温室効果ガスを生み出す動物ベースのシステムは破壊しなければなりません」とオデオン氏は述べた。

英マクドナルドのスポークスマンは22日の声明で、「各店舗で発生する混乱のレベルを評価している」と述べた。「お客さまにお詫び申し上げます...」

英マクドナルドは現在、ポケモン生誕25年を祝う「ポケモンがマクドナルドにやってきた!」キャンペーンを開催しており、多くの子供たちがマクドナルドを利用していると伝えられている。

ソーシャルメディアにはポケモンキャンペーンへの影響を心配する投稿が相次いで寄せられた。

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