◎テブン氏は国賓としてロシア入りし、サンクトペテルブルクで今週開催される国際経済フォーラムにも出席する予定だ。
ロシアとアルジェリアの国旗(Getty-Images/iStock)

アルジェリア大統領府は13日、テブン(Abdelmadjid Tebboune)大統領がプーチン(Vladimir Putin)露大統領の招待で3日間のロシア訪問を開始すると発表した。

それによると、テブン氏は国賓としてロシア入りし、サンクトペテルブルクで今週開催される国際経済フォーラムにも出席する予定だという。

ラブロフ(Sergey Lavrov)露外相は先月アルジェを訪問した際、二国間の軍事・経済・人道的関係を強化する取り組みのひとつとして、テブン氏をロシアに招待すると発表していた。

アルジェリアの一部メディアはこの訪問を批判している。

あるニュースサイトはウクライナ侵攻が続く中での国賓訪問を「信じられないほど最悪な決定」と非難。「アルジェリアはロシアの侵攻を支持していると受け取られかねない」と断じ、「西側諸国からの強烈な反発を招く可能性がある」と警告した。

一方、テブン氏は先月放送されたテレビインタビューの中で「何も恐れる必要はない」と述べていた。「ロシアは我が国の革命を助け、歴史的な政治、外交、経済関係を持つ友好国ですが、我々は米国やEU諸国とも良好な関係を築いています...」

ウクライナ侵攻以来、ロシア産化石燃料依存からの脱却を目指す欧州諸国はガス資源の豊富なアルジェリアとの取引を積極的に推し進めている。

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