◎アルバニアは過去にもイランのハッカー攻撃を受けたと報告している。
アルバニア、首都ティラナの在イラン大使館前(Franc Zhurda/AP通信)

アルバニアのサイバーセキュリティ部門は14日、イラン政府の支援を受けるハッカー集団が今月初めに同国の政府機関を攻撃したと非難した。

政府の統計機関は1日にサイバー攻撃を受け、一部のシステムが影響を受けたと報告している。

首相府の報道官は13日、この攻撃で40台のコンピューターが影響を受けたと明らかにしていた。

サイバーセキュリティ部門は公式ウェブサイトに声明を投稿。「イラン政府が後援するハッカー集団が攻撃を主導した」と非難した。

イラン政府はこの発表に関するコメントを出していない。

アルバニアは過去にもイランのハッカー攻撃を受けたと報告している。

2022年7月にはイラン外務省の支援を受けるハッカーの攻撃を受けたと発表。これはアルバニア政府がイランの反体制組織ムジャヒディン・ハルクのメンバーを保護したことに対する報復と考えられている。

アルバニアはこの2カ月後にイランとの国交を断絶した。

米政府はアルバニアの主張を支持。イラン政府の支援を受けるホームランド・ジャスティスと呼ばれる組織を攻撃者と認定した。

イラン外務省はこの攻撃への関係を否定している。

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