サマーキャンプの参加者1000人避難、大雨に備え ポーランド

気象台によると、ワルシャワとその周辺の3州では9日、明け方から大雨となり、道路が冠水したり、土砂崩れも確認されたという。ケガ人の情報はない。
ポーランド、首都ワルシャワ中心部の通り、警察官(Getty Images)

ポーランド当局が首都ワルシャワ郊外のキャンプ場でサマーキャンプに参加していた1000人を超える人々に避難命令を出した。現地メディアが9日に報じた。

それによると、この地域では9~10日にかけて大雨が予想され、当局は16の団体に避難を命じたという。

国営TVPは当局者の話しとして、「ワルシャワ首都圏でサマーキャンプに参加していた人々が安全な場所に退避した」と伝えている。

首相府の報道官はSNSに声明を投稿。「サマーキャンプを主催する団体や機関は最新の気象情報をチェックし、早め早めに行動する必要がある」と書いた。

ワルシャワのキャンプ場では2017年、暴風雨の中でキャンプをしていた13歳と14歳の少女が倒木に巻き込まれて死亡した。

気象台によると、ワルシャワとその周辺の3州では9日、明け方から大雨となり、道路が冠水したり、土砂崩れも確認されたという。ケガ人の情報はない。

SNSには当局の避難命令を称賛する投稿がいくつも寄せられている。

南部テキサス州では先週、サマーキャンプに参加していた少女らが洪水に巻き込まれた。

州当局によると、9日午前の時点で少なくとも120人が死亡。同州カー郡のキャンプ場では36人の子供を含む96人の死亡が確認され、行方不明者の捜索が続いている。

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