◎フーシ派はイスラエル軍がパレスチナ・ガザ地区から撤退するまで紅海やアデン湾を通る船舶を攻撃し続けると宣言している。
イエメン沖、紅海(Getty Images)

イエメン親イラン武装組織フーシ派が17日、アデン湾を航行する貨物船に攻撃を仕掛けた。

英国海運貿易オペレーション(UKMTO)によると、イエメン南部の港湾都市近くを通過した貨物船の乗組員が爆発を目撃したという。

UKMTOは声明で、「被害は報告されておらず、乗組員も無事である」と述べた。

フーシ派はイスラエル軍がパレスチナ・ガザ地区から撤退するまで紅海やアデン湾を通る船舶を攻撃し続けると宣言している。

現地メディアによると、フーシ派はこの攻撃に関する声明を出していない。

一方、米中央軍(CENTCOM)は17日、フーシ派を標的とする空爆を行ったと発表した。

それによると、フーシ派の支配地域で準備されていた5隻の水上ドローンと1機のドローンを破壊したという。

さらにCENTCOMは「紅海上空でフーシ派のドローン1機を撃墜し、もう1機が墜落したと推定される」と明らかにした。

CENTCOMは「付近を航行していた船舶に被害はなく、負傷者も確認されていない」とした。

米海軍は紅海とアデン湾で警戒任務にあたっており、何度もフーシ派のミサイル・ドローン攻撃の標的になっている。

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