◎マレーシアからイタリア・ベニスに向かっていた商船がミサイル攻撃を受けたと救難信号を出した。
イエメン沖・アデン湾を航行中の貨物船がミサイル攻撃を受け、火災が発生した。英国海運貿易オペレーション(UKMTO)が13日、明らかにした。
それによると、イエメン領内から発射されたミサイルが商船に着弾し、火災が発生したという。ケガ人が出たかどうかは明らかになっていない。
民間警備会社Ambreyは「マレーシアからイタリア・ベニスに向かっていた商船がミサイル攻撃を受けたと救難信号を出した」と報告している。
Ambreyは「その商船はフーシ派の標的になり得るものであった」と述べたが、詳細は明らかにしなかった。
イエメンの親イラン武装組織フーシ派はイスラエル軍がパレスチナ・ガザ地区から撤退するまで紅海・アデン湾の船舶を攻撃すると宣言。イスラエルと関係のない船舶も被害を受けている。
今回攻撃を受けた商船がイスラエルと関連しているかどうか不明だ。
一方、UKMTOはイエメン西部ホデイダ沖でこの日、2度目のミサイル発射を確認したと報告したが、2回目のミサイルは船舶に命中しなかったとしている。
フーシ派は犯行声明を出していない。
フーシ派は12日、紅海の貨物船を攻撃。アデン湾でも先週、アンティグア・バーブーダ籍の貨物船にミサイルを撃ち込んでいた。