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▽フーシメディアは19日未明の放送で、米軍が少なくとも10回空爆を行ったと報じたが、死傷者には言及しなかった。
米空母ハリー・S・トルーマン(ロイター通信)

イエメンのメディアは19日未明、米軍が港湾都市ホデイダなど、少なくとも10カ所を空爆したと報じた。ミサイル攻撃とみられる。

トランプ(Donald Trump)米大統領は先週末、イエメンの親イラン武装組織フーシ派に対する軍事作戦を開始したと表明。フーシ派はその数日前、紅海やアラビア海、アデン湾などを通過するイスラエル船舶への攻撃を再開すると主張していた。

イエメン西部の大部分を支配するフーシ派は23年10月にガザ紛争が始まって以来、イスラエル領内だけでなく、紅海やアデン湾の船舶を100回以上攻撃した。

この間、フーシ派は2隻の船舶を沈没させ、1隻をシージャックし、少なくとも4人の船員を殺害した。この攻撃は世界の海運を混乱させ、多くの企業がアフリカ南部喜望峰を周回する、より長く、より費用がかかる航路への変更を余儀なくされた。

フーシメディアは19日未明の放送で、米軍が少なくとも10回空爆を行ったと報じたが、死傷者には言及しなかった。

フーシ派の報道官はその後、紅海で敵対的な軍事的動きを察知したと声明を出した。

報道官は声明の中で、米空母ハリー・S・トルーマンやその他戦艦をミサイルやドローンで攻撃し、米軍の攻撃を阻止したと主張した。

フーシ派は週末の空爆で女性や子供を含む少なくとも53人が死亡したと報告している。

イラン革命防衛隊(IRGC)のサラミ(Hossein Salami)司令官はフーシ派への攻撃を受け、「イランが攻撃を受けた場合、壊滅的な対応をとる可能性がある」と警告。米国をけん制した。

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