◎イランの支援を受けるフーシ派は周辺海域を航行するイスラエル船舶を攻撃すると警告。パレスチナ・ガザ紛争の停戦とイスラエル軍の撤退を要求している。
無人偵察機(Getty Images)

米英両軍は16日、紅海上空でドローンを15機撃墜したと明らかにした。

米中央軍によると、駆逐艦カーニーはイエメンシーア派武装勢力フーシが支配するエリアから発射されたドローン14機を撃墜したという。

同軍はX(旧ツイッター)に声明を投稿。「紅海の商船を狙ったとみられるドローンを撃墜し、周辺船舶への被害は報告されなかった」と書き込んだ。

イギリスのシャップス(Grant Shapps)国防相は同日、紅海で任務にあたる駆逐艦ダイアモンドが商船を狙ったドローンにミサイルを撃ち込み、撃墜したと報告。英海軍がこの海域で航空目標を撃墜したのは1991年の湾岸戦争以来となった。

イランの支援を受けるフーシ派は周辺海域を航行するイスラエル船舶を攻撃すると警告。パレスチナ・ガザ紛争の停戦とイスラエル軍の撤退を要求している。

フーシ派の報道官は16日、イスラエル南部の港湾都市エイラートに向けてドローンの「弾幕」を発射したと発表した。

エジプトの国営テレビによると、同国の防空部隊が16日、紅海のリゾート地ダハブ沖で正体不明の飛行物体を撃墜したという。これがフーシ派のドローンかどうかは不明である。

エイラートにドローンが飛来したという報告は今のところ入っていない。

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