▽教育、住宅、サービス価格が上昇を牽引。前年同月比では37.86%増となった。
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トルコの4月の消費者物価指数(CPI)が前月から3%上昇した。統計局が5日、明らかにした。
それによると、教育、住宅、サービス価格が上昇を牽引。前年同月比では37.86%増となった。
ロイター通信の世論調査では、4月のインフレ率はエネルギー価格とリラ安を背景に前月から3.1%上昇、年率は38%に低下すると予想していた。
中央銀行は先月、イスタンブール市長の逮捕によってリラや株価が暴落する中、インフレ期待値が若干高まったことを受け、利下げサイクルを停止。政策金利である1週間物レポ金利を42.5%から46%に、翌日物貸出金利と借入金利をそれぞれ49%と44.5%に引き上げた。
リラはその後、損失を回復したが、それでも市長逮捕前と比べると5%ほど安くなっている。
エコノミストは食品価格やエネルギー価格、為替変動に直接影響を受ける品目の価格が最近の市場の動揺により、4月のインフレ率に影響を与える可能性があると指摘していた。
3月のインフレ率は前年同月比で38.1%増であった。