◎指標となる1週間物レポ金利は50%となる。
トルコのデモ隊(Getty Images)

トルコ中央銀行は21日、主要政策金利を5%引き上げると発表した。同行の利上げは1会合ぶり。

これにより、指標となる1週間物レポ金利は50%となる。

多くのアナリストが2会合連続で据え置くと予想していたが、予想外の動きとなった。

理事会は声明で、「インフレ見通しの悪化を受け、引き上げを決定した」と説明した。

また理事会は「金融引き締めのスタンスは消費者物価指数(CPI)の基調に大幅かつ持続的な低下が確認されるまで維持する」と述べた。

先月のCPIは前年同月比で67%増となり、予想を上回った。

人口の大多数を占める低中所得者層が食品、家賃、光熱費の支払いに苦労している。

先月中銀総裁に就任したカラハン(Fatih Karahan)氏は「ディスインフレ路線を確立するために必要な金融引き締めを達成した」と述べていた。

前総裁は在任中、金利を8.5%から45%まで引き上げていた。

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