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▽ウクライナと英仏独ポーランドの首脳は10日、5月12日から無条件の30日間停戦で合意したと発表。トランプ米大統領も同意した。
2025年5月10日/ウクライナ、首都キーウ、左からスターマー英首相、マクロン仏大統領、ゼレンスキー大統領(AP通信)

トルコがロシア・ウクライナ戦争の30日間の無条件停戦を監視する用意がある旨を欧米の同盟国に伝えた。トルコ外務省が10日、明らかにした。

ウクライナと英仏独ポーランドの首脳は10日、5月12日から無条件の30日間停戦で合意したと発表。トランプ(Donald Trump)米大統領も同意した。

ゼレンスキー(Volodymyr Zelenskyy)大統領は同日、5月12日に無条件停戦を開始することで合意したと表明。停戦は空、海、陸上を対象とするべきだとし、「ロシアはこれを拒否すれば、エネルギーと銀行部門を対象とした懲罰的措置の強化を含む新たな制裁を受けることになる」と述べた。

欧米諸国はロシアがこれを拒否した場合、共同で新たな制裁を科すとしている。

ロイター通信はトルコ政府高官の話しとして、「フィダン(Hakan Fidan)外相が欧米の同盟国の呼びかけに応じ、ウクライナの領土保全に対するトルコのコミットメントを強調したうえで、停戦を監視する義務を負う用意があることを伝えた」と報じた。

それによると、フィダン氏は無条件停戦を全面的に支持し、停戦が成立した場合、現地でそれを監視する用意があると伝えたという。

NATO加盟国のトルコはロシアが2022年にウクライナに全面侵攻して以来、双方と友好的な関係を維持している。ロシアへの制裁に反対する一方で、ウクライナの領土保全への支持を表明し、軍事援助を行ってきた。

ロシア大統領府は「停戦に関する”ニュアンス”が十分に考慮された場合のみ、支持する」と表明している。

欧州諸国は有志軍をウクライナに派遣して停戦を監視するメカニズムについて協議を続けるとしている。

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