シリア、6月2日から株式市場を再開=国営メディア

財務省は株式市場再開に向けた準備を進め、6月2日から取引を再開する予定とのこと。
2025年1月8日/シリア、首都ダマスカス、アサド旧政権の崩壊を祝うコンサート(AP通信)

シリアが6月2日から株式市場を再開する予定である。国営シリア・アラブ通信(SANA)が27日に報じた。

それによると、財務省は株式市場再開に向けた準備を進め、2日から取引を再開する予定とのこと。

首都ダマスカスの市場は昨年12月5日に取引を停止。その理由として、企業の運営と資金調達の状況を評価する必要があると説明していた。

アサド(Bashar Assad)前大統領は昨年末、タハリール・アルシャーム機構(HTS)率いる反体制派による電光石火の攻勢に対応できず、ロシアに逃亡。これにより、50年にわたるアサド一族の独裁に終止符が打たれた。

米財務省は先週、シリア暫定政府・中央銀行・国有企業との取引を許可する命令を発行。これにより、アサド政権時代に科された厳しい制裁は緩和され、シリアへの投資が可能となった。

EUも先週、対シリア制裁を解除することで加盟27カ国が合意したと発表した。

この記事を共有する
SHARE: