◎恩赦の対象となる受刑者は▽70歳以上▽重病を患っている者。死刑判決を受けた者は終身刑に。終身刑を受けた者は禁固20年に減刑された。
シリアのアサド大統領(Getty Images/AFP通信)

シリアのアサド(Bashar Assad)大統領は16日、国内の刑務所に収監されている受刑者の一部に恩赦を与える政令に署名した。

国営シリア・アラブ通信(SANA)によると、16日はアサド氏の父らが主導した1970年のクーデターの記念日にあたる。

アサド氏はシリア内戦が勃発した2011年3月以来、同様の恩赦をほぼ毎年受刑者に与えてきた。

SANAによると、恩赦の対象となる受刑者は▽70歳以上▽重病を患っている者。死刑判決を受けた者は終身刑に。終身刑を受けた者は禁固20年に減刑された。

武器の密輸や殺人で収監された者は対象外となっている。

フランスの司法当局は15日、戦争犯罪と人道に対する罪に加担した疑いでアサド氏とその弟、2人の陸軍大将の国際逮捕状を発行した。

当局はアサド氏らが首都ダマスカス郊外で2013年に確認された反体制派への生物化学兵器による攻撃を主導したと報告している。

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