◎事故は11日に発生。それ以上の詳細は明らかにされていない。
シリア北部、米陸軍の車両(Getty Images)

米中央軍司令部は12日、シリア北東部で同軍のヘリコプターが事故を起こし、米兵22人が負傷したと発表した。

それによると、事故は11日に発生したという。それ以上の詳細は明らかにされていない。

同司令部は声明で「攻撃の兆候はみられず、調査を進めている」と報告。事故を起こしたヘリに搭乗していたとみられる兵士22人が負傷し、そのうち10人が地域外の医療施設に搬送されたようだ。

同司令部は兵士のケガの程度を明らかにしていないが、一部メディアは関係者の話しとして、「数人が重傷」と伝えている。

陸軍は4月、アラスカ州で軍用ヘリ同士が空中衝突し兵士3人が死亡、1人が負傷した事故を受け、全ての航空部隊に24時間の待機を命じた。

ケンタッキー州フォートキャンベルの北東約50kmの地点で3月下旬に発生したブラックホーク2機の衝突・墜落事故では兵士9人が死亡している。

マコンビル(James McConville)陸軍参謀総長は4月の声明で、「ヘリ部隊の安全確保は我々の最優先事項のひとつであり、この待機命令は事故を防ぎ、隊員を守るために可能な限りのことをするステップのひとつである」と述べていた。

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