サウジ25年第1四半期の外国直接投資(FDI)7%減少
第1四半期のFDIは222億リヤル(約8674億円)。24年第4四半期(10~12月)の240億リヤル(約9377億円)から7%減少した。
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サウジアラビアの25年第1四半期(1~3月)の外国直接投資(FDI)が前期比で7%減少した。政府が29日、明らかにした。
それによると、第1四半期のFDIは222億リヤル(約8674億円)。24年第4四半期(10~12月)の240億リヤル(約9377億円)から7%減少した。
前年同期比では44%増加。24年第1四半期は155億リヤル(約6056億円)であった。
FDIは石油依存からの脱却を目指すサウジ王室の大規模な経済変革プログラム「ビジョン2030」の重要な要素である。
このプログラムの下、サウジは近年、スポーツ、観光、エンターテインメント分野に多額の投資を行ってきた。
王室は2030年までに四半期のFDIを1000億ドル(約1兆4488億円)まで増やすという目標を掲げている。
原油価格の低下はサウジの国家財政に打撃を与えており、同国は今年約270億ドルの財政赤字を計上する見込みである。