◎5月14日の総選挙で3期目を目指すエルドアン氏は猛烈な勢いで選挙運動を展開しており、1日に3つ以上のイベントをこなすこともある。
2022年5月18日/トルコ、首都アンカラで行われた政治集会、エルドアン大統領(Turkish Presidency/AP通信)

トルコのエルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領は26日、胃腸炎を発症したため、選挙キャンペーンを1日休むと発表した。

エルドアン氏は前日、生放送でインタビューを受けていた際、体長不良を訴え、番組は一時中断された。

エルドアン氏は約20分後にインタビューを再開すると、「選挙運動中に胃腸炎を発症した」と説明。中断したことを謝罪した。

国営アナトリア通信によると、エルドアン氏は26日に複数の都市で演説する予定だった。

エルドアン氏は自身のツイッターアカウントに声明を投稿。「医師の助言により、26日は終日自宅で療養し、副大統領が代わりに集会・イベントに出席する」と書き込んだ。

またエルドアン氏は27日に職務を再開するとした。

5月14日の総選挙で3期目を目指すエルドアン氏は猛烈な勢いで選挙運動を展開しており、1日に3つ以上のイベントをこなすこともある。

最新の大統領選世論調査によると、エルドアン氏は野党統一候補のキリクダログル(Kemal Kilicdaroglu、共和人民党)党首に後れを取っている。

エルドアン氏の与党・公正発展党(AKP)もこの20年で最も厳しい選挙戦を強いられている。

エルドアン氏は2011年に消化器系の手術を受けている。

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