▽地震は23日早朝に発生。震源地はイスタンブールの南西約40キロのマルマラ海、震源の深さは10キロ。
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トルコ・イスタンブール近郊で発生したマグニチュード6.2の地震について、政府は23日、少なくとも236人が病院に搬送されたと明らかにした。
米地質調査所(USGS)によると、地震は23日早朝に発生。震源地はイスタンブールの南西約40キロのマルマラ海、震源の深さは10キロ。
保健省は声明で、「少なくとも236人が建物の1階窓から飛び降りたり、階段から転げ落ちたり、パニック発作を起こすなどして病院に搬送されたが、いずれも命に別条はないと報告を受けている」と明らかにした。
そのほとんどがイスタンブール市内で確認されたという。
揺れはイスタンブールと周辺地域で感じられた。
イェルリカヤ(Ali Yerlikaya)内相によると、最初の地震は13秒ほど続き、余震を100回以上観測したという。
保健省は声明で、「イスタンブール市内で窓からの飛び降り、転倒、階段からの落下、パニック発作などにより173人が病院で手当てを受け、残り63人は周辺地域で確認された」と述べた。
大統領府は別の声明で、「関係自治体が被害状況を確認中。23日正午の時点で建物被害が378件発生し、予防措置として12棟の建物から住民や関係者を避難させた」と明らかにした。
現地メディによると、イスタンブール市内の公園や芝生広場には多くの市民が避難している。
トルコは2つの主要な断層線が交差し、地震が定期的に発生している。
23年2月6日に南部のシリア国境付近で発生したM7.8の地震ではトルコで5万3000人以上、シリアでは6000人以上が死亡した。