◎ガザの保健当局によると、パレスチナ側で確認された死者は2万2000人を超え、5万8000人以上が負傷。その大半が女性と子供であった。
2023年12月14日/パレスチナ自治区、ガザ地区の住宅地(ロイター通信)

パレスチナ自治政府のアッバス(Mahmoud Abbas)議長がエジプトの首都カイロを訪問し、シシ(Abdel Fattah el-Sissi)大統領と会談した。

両首脳はイスラエルによるガザ侵攻とヨルダン川西岸地区における暴力に焦点を当てた。

アッバス氏は声明で、「イスラエルの侵略を止めるための取り組みを可及的速やかに進める必要がある」と表明した。

ガザの保健当局によると、パレスチナ側で確認された死者は2万2000人を超え、5万8000人以上が負傷。その大半が女性と子供であった。

ガザへの人道支援経路であるエジプトはイスラエルとイスラム組織ハマスの仲介に当たっている。

カタールの衛星テレビ局アルジャジーラはガザ当局者の話しとして、「イスラエル軍による過去24時間の空爆と地上攻撃で少なくとも122人が死亡、256人が負傷した」と伝えている。

エジプトはガザの悲惨な状況を緩和するために多額の人道支援を提供する一方、イスラエルによる攻撃の恒久的な停止を目指し交渉を進めているものとみられる。

さらにエジプトはパレスチナ人をガザから東部シナイ半島に移住させるというイスラエル政府の提案を断固として拒否している。

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