リビア25年上半期の石油収入94億ドル=中央銀行
リビアは2011年の革命後、政治的な行き詰まりと争いにより東部と西部に分裂。2つの政府が発足した。混乱が収束する見通しは立っていない。
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アフリカ北部・リビアの中央銀行は7日、25年上半期の石油収入が511億リビア・ディナール(約1兆3850億円)に達したと発表した。
国営石油公社(NOC)はコメントを出していない。
中銀によると、25年上半期の石油収入は過去最高に近い水準に回復したという。
NOCは国連の承認を受けたドベイバ(Abdul Hamid Dbeibah)首相の支配下にある首都トリポリに本社を置いている。
ドベイバ政権と対立する東部政府のバシャガ(Fathy Bashagha)首相は先月末、NOC本社が襲撃されたことを受け、国内の油田と港湾施設を閉鎖する可能性があると警告した。
バシャガ政権は国内のほとんどの油田を支配下に置く軍閥トップの実力者である元国軍将校のハフタル(Khalifa Haftar)司令官と連携している。
リビアは2011年の革命後、政治的な行き詰まりと争いにより東部と西部に分裂。2つの政府が発足した。混乱が収束する見通しは立っていない。
NOCによると、国内の原油生産量は日量135万~145万バレルで推移している。