アゼルバイジャン・シリア首脳会談、関係再構築で一致

両首脳はエネルギー分野における協力の深化を誓約。両国の関係を再構築することで一致した。
2025年7月12日/アゼルバイジャン、首都バクー、アリエフ大統領(右)とシリアのシャラア暫定大統領(AP通信)

シリア暫定政府のシャラア(Ahmed al-Sharaa、通称ジャウラニ)大統領が12日、アゼルバイジャンを訪問し、アリエフ(Ilham Aliyev)大統領と会談した。

アゼル大統領府によると、両首脳はエネルギー分野における協力の深化を誓約。両国の関係を再構築することで一致したという。

アリエフ氏は声明で、「シャラア大統領の訪問は二国間関係の発展に大きく貢献する」と期待を表明した。

アゼル大統領府によると、シャラア氏はアゼルのシリアに対する「兄弟的な支援」に謝意を示したという。アサド前政権はアゼルを含む多くの国々との関係を損なった。

両首脳はトルコ経由でシリアへのアゼル産天然ガスの輸出計画や、アゼルがシリアのエネルギーインフラ再建において果たす潜在的な役割についても強調した。

シャラア政権はアゼルの親密な同盟国であるトルコと強い関係を維持している。一方、アゼルはイスラエルとも親密な関係を有しており、過去数ヶ月間、シリア情勢におけるトルコとイスラエルの緊張緩和のための仲介役を務めてきた。

トルコ人とアゼル人はチュルク語系民族であり、強い絆で結ばれている。

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