◎ハッサン氏はジュネーブ大学で政治学の博士号を、ハーバード大学で行政学の修士号を取得している。
ヨルダン、首都アンマン(Getty Images)

ヨルダンのアブドラ2世国王(King Abdullah II)が15日、長年の側近を新首相に任命した。

王室によると、国王は元計画相のハッサン(Jafar Hassan)氏に組閣を要請したという。

ハッサン氏はジュネーブ大学で政治学の博士号を、ハーバード大学で行政学の修士号を取得している。

前政権は10日の議会選(定数138)に先立ち解散。ハッサン氏は複数の難しい問題に対処することになる。

新政権の最優先課題はパレスチナ・ガザ地区で続く紛争の終結だ。

ヨルダンは米国およびエジプトと連携して停戦交渉を仲介しているが、話がまとまる見通しは立っていない。

10日の議会選はガザ紛争への怒りが反映される形となり、穏健派イスラム組織「ムスリム同胞団」系の野党「イスラム行動戦線(IAF)」が全議席の2割を獲得。選管によると、投票率は32.25%。前回2020年の29%をわずかに上回った。

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