◎警察は所有者とメンテナンス業者の技術者2人を逮捕したと伝えられているが、詳細は明らかにされていない。
2022年9月15日/ヨルダン、首都アンマン、4階建てビル倒壊現場(Raad Adayleh/AP通信)

ヨルダン当局は16日、首都アンマンで発生した4階建て共同住宅の崩壊事故について、これまでに13人の死亡を確認し、行方不明者の捜索を継続していると報告した。

国営ペトラ通信によると、この共同住宅は13日に崩壊したという。警察は所有者とメンテナンス業者の技術者2人を逮捕したと伝えられているが、詳細は明らかにされていない。

アンマン警察の報道官は16日の記者会見で、「救助隊は崩壊に巻き込まれた女性を捜索している」と述べた。

ペトラ通信によると、少なくとも10人が医療機関に搬送され、うち1人は乳児だという。負傷者の容体は安定しており、命に別状はないと伝えられている。

この共同住宅はアンマンの最も古い地区にある。地元メディアによると、この地区は比較的裕福な住民や外国人居住者に人気があるという。

亡くなった13人の身元は明らかにされていないが、ペトラ通信は警察の話を引用し、「全員ヨルダン人とみられる」と報じている。

ペトラ通信の取材に応じた生存者は「床が突然割れた」と証言している。

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