◎トルコにおけるキリスト教徒の割合は0.2~0.5%と推定されている。人口の98%以上がイスラム教徒だ。
トルコ、イスタンブールのイスティクラル通り(Emrah Gurel/AP通信)

トルコ・イスタンブールのローマ・カトリック教会で発生した銃撃事件について、イスラム国(ISIS)が犯行声明を出した。アマーク通信が29日に報じた。

事件はイスタンブール中心部の地区の教会で28日正午前に発生。覆面をかぶった2人組が日曜礼拝に参加していた市民に向けて発砲し、52歳の男性が死亡した。

ISISはアマーク通信に宛てた声明で、「イスタンブールの教会で愚かな不信心者を攻撃した」と主張した。

トルコにおけるキリスト教徒の割合は0.2~0.5%と推定されている。人口の98%以上がイスラム教徒だ。

国営アナトリア通信によると、死亡した男性はキリスト教徒ではなくアレヴィー派だったという。

アレヴィー派はイスラム教徒だが、スンニ派・シーア派とは異なる。

一方、内務省は29日、ISISのメンバーとされる男2人をイスタンブール市内で逮捕したと発表した。

それによると、1人はタジキスタン出身、もう1人はロシア出身で、警察は市内の30カ所を家宅捜索したという。

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