◎イスラエル軍は宿敵イランと同盟関係にあるアサド政権の支配下に置かれている地域を数百回攻撃してきたが、空爆を行ったと認めたことはほとんどない。
シリア、首都ダマスカス近郊、イスラエル軍の空爆を受けた車両(SANA/AP通信)

イスラエル軍がシリア・ダマスカスの住宅地を空爆し、少なくとも2人が死亡した。国営シリア・アラブ通信(SANA)が21日に報じた。

それによると、数発のミサイルがダマスカス西部の住宅地に着弾し、ビルや車両が被害を受けたという。

隣国レバノンでもイスラエル軍の空爆により2人が死亡。イスラム教シーア派組織ヒズボラがロケットで応戦した。

SANAによると、イスラエル軍のミサイルはイラン人学校の近くにあるビルなどに着弾したとみられる。

イギリスのNGOシリア人権監視団はこの攻撃で民間人2人が死亡、1人が負傷したと報告している。

それによると、ミサイルはイスラエルの占領下にあるゴラン高原方面から発射されたという。

AP通信は10階建てビルの4階にミサイルが直撃し、近隣の建物や周辺の車両数十台が破損したと伝えている。

イスラエル軍は宿敵イランと同盟関係にあるアサド政権の支配下に置かれている地域を数百回攻撃してきたが、空爆を行ったと認めたことはほとんどない。

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