◎ガザ地区を実行支配するイスラム原理主義組織ハマスやイスラム聖戦は声明を出していない。
2021年5月10日/パレスチナ自治区、ガザ地区、イスラム原理主義組織ハマスのロケット弾(AP通信/Khalil Hamra)

イスラエルのメディアは2日、ガザ地区からイスラエル領に向けてロケット弾21発が発射されたと報じた。

地元紙タイムズ・オブ・イスラエルは軍関係者の話しとして、「人的および物的被害は報告されておらず、対応を協議している」と伝えた。

ガザ地区を実行支配するイスラム原理主義組織ハマスやイスラム聖戦は声明を出していない。

イスラエルに向けてロケット弾が発射されたのは約1カ月ぶり。前回はレバノンからイスラエル南部に向けて発射され、負傷者も出た。

イスラエルとパレスチナの関係はこの1年で急速に悪化。ヨルダン川西岸地区では暴力事件が急増し、東エルサレムでも10人以上が死亡している。

今年西岸地区でイスラエルの治安当局に殺害されたパレスチナ人は100人近くに達した。東エルサレムと西岸地区で殺害されたイスラエル市民は20人となっている。

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