◎イスラエルとパレスチナはここ数カ月、各地で衝突を繰り返している。
2022年7月3日/ヨルダン川西岸地区、イスラエル軍に射殺された男性の遺体を運ぶ人々(Majdi Mohammed/AP通信)

パレスチナ自治政府は3日、イスラエル軍がヨルダン川西岸地区で19歳のパレスチナ人男性を射殺したと発表した。

イスラエル政府によると、部隊は2日、ヨルダン川西岸の村をパトロール中に攻撃を受けたという。部隊は火炎瓶を投げ込んだと思われる男性をその場で射殺した。

パレスチナの外務省はイスラエル軍を非難した。

イスラエルとパレスチナはここ数カ月、各地で衝突を繰り返している。

イスラエル軍は国内でイスラエル人計19人がパレスチナ人に殺害されたことを受け、ヨルダン川西岸のパトロールを強化し、武装勢力の拠点とみられる住宅や施設を急襲している。この作戦でパレスチナ人数十人が死亡した。

殺害された人々の大半はイスラエル軍に発砲したり、火炎瓶を投げつけた過激派の戦闘員と考えられている。

ヨルダン川西岸に点在する130以上の入植地では約50万人のユダヤ人入植者が生活している。

イスラエルは1967年の第三次中東戦争でガザ地区、シナイ半島、ヨルダン川西岸地区、ゴラン高原、イスラム教の聖地アルアクサ・モスクを含む東エルサレムを占領した。それ以来、ガザ地区とヨルダン川西岸地区に追いやられた数百万人のパレスチナ人はみじめな生活を送っている。

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