◎ヨルダン川西岸と東エルサレムで今年イスラエル軍に殺害されたパレスチナ人は170人を超えた。
ヨルダン川西岸地区、銃を構えるイスラエル兵(Getty Images)

イスラエル軍がヨルダン川西岸地区で16歳の少年を含む2人のパレスチナ人を射殺した。地元当局が15日、明らかにした。

パレスチナ保健省によると、殺害されたのは16歳の少年と25歳の男性。現場はヨルダン川西岸のパレスチナ人居住区。

イスラエル軍の報道官は14日、「パレスチナ武装勢力が治安部隊に発砲したため、応戦した」と明らかにした。

また報道官はヨルダン川西岸からロケット弾が発射された兆候があるとして、治安部隊を現場に派遣し、捜査に当たっているとした。

ミサイルはガザ地区から発射されたものの、うまく上昇せず、地上で爆発したと伝えられている。

ガザ地区からイスラエル領内にロケット弾が発射されることは珍しくない。その多くにガザ地区を実行支配するイスラム過激派組織ハマスとイスラム聖戦が関与している。

ヨルダン川西岸と東エルサレムで今年イスラエル軍に殺害されたパレスチナ人は170人を超えた。パレスチナ人の攻撃で今年死亡したイスラエル市民は28人となっている。

スポンサーリンク