◎治安部隊はジェニンの難民キャンプ近くで武装勢力の戦闘員とされる3人を射殺した。
2023年8月5日/イスラエル、首都テルアビブ、銃元気事件が発生した現場近く(Maya Alleruzzo/AP通信)

イスラエル軍がヨルダン川西岸地区北部でパレスチナ武装勢力とされるパレスチナ人3人を殺害した。現地メディアが6日に報じた。

それによると、治安部隊はジェニンの難民キャンプ近くで武装勢力の戦闘員とされる3人を射殺したという。

イスラエル軍は声明で、「3人はジェニン郊外でテロ攻撃を決行しようとしていた」とし、3人の車からM16ライフルを押収したと明らかにした。

ガザ地区を実行支配するイスラム過激派組織ハマスとイスラム聖戦は6日、この取り締まりを非難したが、3人が所属していた組織には言及しなかった。

一方、イスラエル当局は殺害した3人のうち1人について、「パレスチナの工作員であり、テロ攻撃を画策していた」と主張している。

ジェニンには過激派の拠点が複数あるとされる。

イスラエル軍は先月、ジェニンで2日間の大規模な取り締まりを行い、過激派の戦闘員とされる8人を含むパレスチナ人少なくとも12人を殺害した。

ヨルダン川西岸ではこの1年で暴力事件が急増し、一向に収まる気配を見せない。

ヨルダン川西岸と東エルサレムで今年イスラエル軍に殺害されたパレスチナ人は170人近くに達した。パレスチナ人の攻撃で今年死亡したイスラエル市民は28人となっている。

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