◎イスラム組織ハマスとイスラエルの戦闘が始まってから、7日で半年を迎える。
パレスチナ自治区、ガザ地区北部のイスラエル国境近く(Getty Images/AFP通信)

イスラエル軍は6日、ガザ地区で人質となっていた47歳の農夫の遺体を発見したと明らかにした。

パレスチナ側の死者は3万3000人超、負傷者は8万人近くに達した。イスラム組織ハマスに捕らえられた人質約250人のうち半数が解放、少なくとも36人の死亡が確認されている。

紛争はまもなく開戦から半年を迎える。

首都テルアビブでは6日、人質の解放を求める集会が開かれ、数千人が参加。ネタニヤフ政権に解散総選挙を求めた。

戦時内閣は早期解散の可能性を否定している。次の議会選は2026年までに行われる予定だ。

デモに参加した人質家族は地元テレビ局の取材に対し、「政府が取引に応じていれば、彼らは助かったかもしれない」と語った。「ネタニヤフは臆病者です...」

最新の世論調査によると、恒久的な停戦を含むハマスの提案に応じるべきと回答した人は2割以下。人質解放を最優先すべきという声は高まっているものの、大多数はハマス掃討を支持しているようにみえる。

エルサレムでは先週、ガザ紛争勃発以来、最大規模の集会が行われ、数万人が参加した。

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