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▽ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は31日午後の時点で5万357人、負傷者は11万4400人となっている。
2025年3月31日/パレスチナ自治区、ガザ地区南部、エジプト国境近くの避難所を目指す家族(AP通信)

イスラエル軍が3月31日、パレスチナ・ガザ地区の中部や南部を空爆し、過去24時間で少なくとも34人が死亡、200人以上が負傷した。保健当局が明らかにした。

それによると、エジプトと国境を接する南部ラファの一部地区も攻撃を受け、数千人が避難を余儀なくされたという。

ガザ地区では先週の空爆で亡くなった救助隊員15人の合同葬が執り行われた。

ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は31日午後の時点で5万357人、負傷者は11万4400人となっている。

イスラエル軍が3月18日に空爆を再開して以来、1000人を超えるパスチナ人が殺害された。

多くのボランティアが行方不明者を捜索している。建物の倒壊に巻き込まれるなどして行方不明になった市民は1万~1万4000人と推定されている。

一方、イスラエル軍は31日、レバノンの首都ベイルートも空爆。カタールの衛星テレビ局アルジャジーラによると、複数の建物が全壊したとみられる。

イスラエルとレバノンの親イラン組織ヒズボラによる停戦協定は24年11月末に発効した。

イスラエル軍は協定発効後もレバノン南部を定期的に攻撃していた。ベイルート空爆は協定発効以来2回目である。死傷者の情報はない。

イスラエルは4週間ほど前にガザ国境を封鎖。停戦延長と人質の解放を求める米国の提案をハマスが受け入れない場合、「地獄を見せる」と警告している。

ガザ国境はそれ以来、封鎖されており、物資の搬入は完全に滞っている。

国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)はイスラエルによる「兵糧攻め」を国際法違反と非難。国際社会に対し、イスラエルに圧力をかけ、国境開放だけでなく、停戦交渉を進めるよう求めている。

タイムズ・オブ・イスラエル紙は31日、ガザでの停戦再開を求める数千人が西エルサレムに集まって抗議デモを行い、一部の暴徒と治安部隊が衝突し、12人が拘束されたと報じた。

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