シリア南部、内戦で荒廃した住宅地(Getty Images)

シリア東部で活動していた親政府派の民兵がイスラム国(ISIS)の待ち伏せ攻撃を受け、少なくとも21人が死亡した。国営シリア・アラブ通信(SANA)が8日に報じた。

それによると、アサド政権を支持する民兵は東部の砂漠地帯にある集落で待ち伏せ攻撃を受けたという。

イギリスのNGO「シリア人権監視団」はこの待ち伏せ攻撃で34人が死亡したと報告している。

それ以上の詳細は不明。アサド政権はこの攻撃に関するコメントを出さず、ISISも犯行声明を出していない。

シリア北西部の反体制派が支配する地域では戦闘が激化している。

SANAによると、シリア・ロシア軍は北西部イドリブ県やアレッポ県の民間施設などを繰り返し空爆しているとみられる。

シリア東部と南部ではイランの支援を受ける過激派が米軍基地を定期的に攻撃している。

過激派はイスラエル・ハマス紛争に便乗して攻撃を強化。これに対しイスラエルは首都ダマスカスやアレッポの国際空港を空爆するなど、アサド政権への攻撃を続けている。

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