イラク北部の油田にドローン攻撃、クルド地域で緊張高まる
北部のクルド人自治区では最近、同様の攻撃が相次いでいる。犯行声明を出した組織は確認されていない。
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イラク北部ドホーク州にある油田が15日、ドローンによる攻撃を受け炎上した。
北部のクルド人自治区では最近、同様の攻撃が相次いでいる。犯行声明を出した組織は確認されていない。
この攻撃はイラク政府がこの油田の運営会社である米系企業HKNエナジー社と別の油田への投資に関する協定を締結した日に発生した。
HKNエナジーは声明で、「15日朝にドホーク州の油田にある同社の生産施設の一つで爆発が発生した」と確認した。
また同社は「すべての従業員は安全に避難し、負傷者は報告されていない」と述べた。同社によると、救急対応チームと地元の消防が消火活動に当たっている。油田は火事の影響で操業を停止した。
最近の攻撃は中央政府とクルド当局間の緊張を高めている。
クルド自治政府は15日、この攻撃を「テロ」と糾弾し、中央政府に対し、容疑者を特定して責任を負わせるよう要請した。
首都バグダッドの在米国大使館も非難声明を出した。