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▽テロや殺人など、重罪で有罪が確定した受刑者は対象外である。
イラク、首都バグダッドの最高裁判所(Getty Images)

イラクの司法当局は13日、今年初めに可決された恩赦法に基づき、今年これまでに1万9000人以上の受刑者が釈放されたと明らかにした。

テロや殺人など、重罪で有罪が確定した受刑者は対象外である。

この恩赦にはイスラム国(ISIS)のメンバーとして告発された人々も対象としている。しかし、実際にテロに関与したり、殺人を犯した者は恩赦の対象とならない。

ISIS恩赦の対象となる犯罪には汚職、窃盗、薬物使用が含まれる。

司法省は13日、この恩赦法について話し合う会合を開き、その後、釈放者数を公表した。

それによると、1~4月末までの間に1万9381人の受刑者が釈放された。

イラクの刑務所は収容能力が限界に達している。司法省は今月初め、国内の31の刑務所(定員3万5000人)に約6万5000人の受刑者が収容されていると明らかにしていた。

さらに数千人の被拘禁者が治安当局に拘束されたままで、刑務所の収容能力が不足しているため、まだ送検すらされていない。

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