◎この工場では21日深夜にも火災が発生し、敷地内のプラスチック製品を保管するエリアで爆発が確認されていた。
イランの国旗(Getty Images/AFP通信)

イラン国防省が所有する自動車バッテリー工場で火災が発生した。国営イラン通信(IRNA)が28日に報じた。

この工場では21日深夜にも火災が発生し、敷地内のプラスチック製品を保管するエリアで爆発が確認されていた。

報道によると、28日の火災はプラスチック廃棄物を保管する施設で発生し、負傷者はいなかったという。

ソーシャルメディアで共有された動画には首都テヘランの郊外にあるとされる工場から黒煙が上がる様子が映っていた。

イランの正規軍と準軍事組織である革命防衛隊は複数の工場を運営し、その多くで民生品を生産している。

イランの防衛産業拠点では事故が多発している。イラン政府はその一部にイスラエルの諜報機関モサドが関与していると主張してきた。

イラン政府は先月、イスラエルが弾道ミサイルプラグラムにサイバー攻撃を仕掛けてきたと主張した。

テヘランの東方にある軍事・兵器開発基地では昨年、原因不明の爆発があり、技術者1人が死亡している。

イランはこの数年、欧米の厳しい制裁下にあり、さまざまな機械や部品の輸入を禁じられているため、自前で製造するか闇市場で調達せざるを得ない状況にある。

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