◎イランの法律は女性に公の場でヒジャブを着用するよう義務付けている。
2019年6月6日/イラン、首都テヘランの公園(Getty Images)

イランの国営メディアは24日、南部シラードで行われたスケートボード集会に参加した10代と思われる若者少なくとも5人が拘束されたと報じた。

報道によると、このイベントには男女数十人が参加し、一部の女子がヒジャブ(髪を覆うイスラム教のスカーフ)を着用していなかったという。

このイベントはソーシャルメディアで拡散されたが、ヒジャブ未着用の女子がいたことで保守派の怒りを買ったとみられる。

イラン国営通信(IRNA)によると、司法当局がこのイベントを調査しているという。詳細は明らかにされていないが、シラーズでは厳格なイスラム法に反対する集会が24日に開催されたと伝えられている。

イランは世界を代表するイスラム国家のひとつで、イスラム教聖職者がほぼすべての権力を掌握している。

最高指導者のアリ・ハメネイ(Ayatollah Ali Khamenei)師は今回のようなイベントを西側によるイスラム共和国に対する「軟弱な戦争」の一部とみなしてきた。

イランの法律は女性に公の場でヒジャブを着用するよう義務付けている。これは1979年のイスラム革命後に課された厳格な服装規定の一部である。

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