◎イランでこのような火災は珍しくなく、安全対策の軽視・不備、施設の老朽化などが主な原因である。
イランの国旗(Getty Images/AFP通信)

イラン北部にある薬物依存症回復支援施設で火災が発生し、少なくとも32人が死亡、16人が負傷した。国営イラン通信(IRNA)が3日に報じた。

それによると、この施設は首都テヘランの北西約200キロに位置する町にあり、負傷した16人は病院に搬送され手当てを受けているという。ケガの程度は不明。

施設の収容人数は40人。火災は3日早朝に発生したと伝えられている。

IRNAは政府筋の話しとして、「火災は数時間後に鎮火し、当局が出火原因を調査している」と報じた。

中央政府の報道官は声明で、「司法機関のトップが出火原因を直ちに突き止めるよう命じた」と明らかにした。

イランでこのような火災は珍しくなく、安全対策の軽視・不備、施設の老朽化などが主な原因である。

9月には国防省が所有する自動車バッテリー工場で1週間足らずの間に2度火災が発生。死傷者の報告はなかった。

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