◎フーシ派はイスラエルがパレスチナ・ガザ地区から撤退するまで紅海やアデン湾の船舶を攻撃し続けると宣言している。
イエメン、首都サヌア、シーア派武装勢力フーシの戦闘員(Hani-Mohammed/AP通信)

イエメンシーア派武装勢力フーシが紅海を航行していたタンカーに向けてミサイルを発射したようだ。現地メディアが16日に報じた。

それによると、イエメン沖を航行していたパナマ船籍のタンカーのすぐ近くにミサイルが落ち、爆発したという。

英国海運貿易オペレーション(UKMTO)は声明で、「乗組員にケガはなく、タンカーも無事と報告を受けている」と明らかにした。

AP通信は関係者の話しとして、「タンカーは爆発の衝撃で軽微な損傷を受けた」と伝えている。

フーシ派はこの攻撃に関するコメントを出していない。

フーシ派はイスラエルがパレスチナ・ガザ地区から撤退するまで紅海やアデン湾の船舶を攻撃し続けると宣言。イスラエルとつながりのない商船も被害を受け、アジア、中東、欧州を結ぶ重要な航路を危険にさらしている。

米英軍はフーシ派が実効支配する地域のミサイル兵器庫や発射基地を複数回空爆している。

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