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▽イスラエル軍は24年9月27日、首都ベイルート南部のヒズボラ本部を空爆し、ナスララ師を殺害した。
2025年2月2日/レバノン南部、イスラエル軍が占領する地区への帰還を求める住民(AP通信)

レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラは2日、昨年暗殺されたナスララ(Hassan Nasrallah)師の葬儀を2月23日に行うと発表した。

最高指導者のカセム(Naim Qassem)師が声明で葬儀の日程を明らかにした。

イスラエル軍は24年9月27日、首都ベイルート南部のヒズボラ本部を空爆し、ナスララ師を殺害した。イスラエル軍は米国製のバンカーバスターBLU-109を使用したとみられる。

レバノン保健省はこの空爆で6人が死亡したと報告している。ヒズボラは先月、現場の状況を初めて明らかにした。

ナスララ師は当時、地下の司令本部内で他の高官と会談していた。

24年11月末にイスラエルとヒズボラの停戦協定が発効して以来、レバノン南部から逃れた多くの住民が町や集落に戻ろうとしている。

双方は停戦発効から60日以内にレバノン南部から部隊を撤退させ、その後、レバノン正規軍と国連PKOが南部を管理することで合意していた。

しかし、イスラエルはレバノン側が合意を守っていないと主張。撤退を拒否している。

米政府はこの事態を受け、停戦協定の延長を仲介。2月18日まで延長することが決まった。

イスラエル軍はまだレバノン南部の一部に駐留している。

これらの村の住民たちはヒズボラの旗を振って抗議し、イスラエル軍に撤退を求めている。

AP通信によると、イスラエル軍は2日未明、南部の少なくとも2つの集落で抗議者を鎮圧するために威嚇射撃を行ったという。死傷者の情報はない。

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