▽2024年の動向を見るとガザ、ウクライナ、スーダン、ハイチ、レバノン、ミャンマーなど、さまざまな地域で紛争や暴力が激化。この結果、避難民の数も急増した。
国連児童機関(ユニセフ)は28日、約4億7300万人の子供が紛争地域で暮らしているという調査結果を明らかにした。
これは世界の子供の6人に1人に相当する。
ガザ地区、ウクライナ、スーダンなど、世界各地で紛争が相次ぐ中、ユニセフは紛争下で暮らす子供の数が過去に類を見ない規模になっていると警告した。
ユニセフのラッセル(Catherine Russell)事務局長は声明の中でガザ紛争に言及。「この15カ月間で少なくとも1万7492人の子供が犠牲になった」と明らかにした。
またラッセル氏は「今年は世界の子供たちにとって最悪の1年、ユニセフの歴史においても最悪の1年となった」と強調した。
ユニセフによると、紛争地域で育つ子供は紛争のない地域で暮らす子供に比べて、不就学や栄養失調になったり、家を追われたりする割合がはるかに高いという。
紛争地域に住む子供の割合は1990年代の約10%から現在では約19%に倍増した。
報告書によると、2023年末までに4720万人もの子供が紛争によって住まいを失ったという。
2024年の動向を見るとガザ、ウクライナ、スーダン、ハイチ、レバノン、ミャンマーなど、さまざまな地域で紛争や暴力が激化。この結果、避難民の数も急増した。