◎犠牲者と負傷者の身元は明らかにされていない。
2022年10月29日/イラク、首都バグダッド、石油タンクローリーの爆発に巻き込まれたサッカー場(AP通信)

イラクの治安当局は29日、首都バグダッドの北東部で石油タンクローリーが爆発し、少なくとも9人が死亡、10人が負傷したと発表した。

当局によると、タンクローリーはサッカー場のすぐ近くで爆発したという。地元メディアは近くの住宅も被害を受けたと報じている。

犠牲者と負傷者の身元は明らかにされていない。

AP通信は当局者の話を引用し、「タンクローリーが爆発した原因は分かっておらず、テロ攻撃の可能性も否定できない」と報じている。

爆発音を聞いたというツイッターユーザーは、「サッカー場近くで黒煙が上がり、車や住宅も被害を受けている」と投稿している。

2日前に発足した新内閣はまだ声明を発表していない。

スダニ(Mohammed Shia al-Sudani)首相率いる新内閣は全国で高まっていた政治的緊張を緩和すると期待されている。

しかし、一部の専門家はシーア派の有力聖職者ムクタダ・サドル(Moqtada al-Sadr)師が連立に参加していないことに懸念を表明している。

イラクはバグダッドと南部全域で2019年10月に始まった大規模な反政府デモを受け、1年以上前に早期選挙を実施した。デモ参加者は、2003年のイラク戦争後に確立された政治システムの見直しを求めた。

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