◎シーア派教徒が多く暮らす地区はISIS系組織のひとつであるIS-K(イスラム国ホラサン)のテロ攻撃を何度も受けている。
アフガニスタン、首都カブール、タリバンの戦闘員と市民(Getty Images)

アフガニスタン西部の州知事室が自爆テロ攻撃を受け、警備員3人が負傷した。タリバン暫定政権が14日、明らかにした。

内務省の報道官によると、テロリストは州知事室の前で「アラーアクバル(神は偉大なりの意)」と叫び、自爆したという。

報道官は州名に言及せず、「イスラム国(ISIS)の狂ったテロリストが州知事を狙ったようだ」とX(旧ツイッター)に書き込んだ。

地元メディアによると、犯行声明を出した組織は確認されていないが、ISISは今年に入ってから首都カブールだけでなく、他の地域でも攻撃を強化している。その多くがシーア派教徒が多く暮らす地区で発生した。

シーア派が暮らす地区はISIS系組織のひとつであるIS-K(イスラム国ホラサン)のテロ攻撃を何度も受けている。

IS-Kシーア派だけでなくタリバン暫定政権にも攻撃を仕掛けており、多くの市民が自爆テロや襲撃に巻き込まれて死亡した。

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