◎タリバン暫定政権はコメントを出していない。
アフガニスタン、公開むち打ち刑を見に来た市民とタリバン戦闘員(Getty Images)

アフガニスタン唯一の女性外交官であるワルダク(Zakia Wardak)氏が4日、辞意を表明した。

ワルダク氏は2021年8月の政変前からインド・ムンバイでアフガン総領事を務めている。

インドメディアは先週、ワルダク氏がドバイから重さ1キロの金25個を密輸した疑いで空港で一時拘束されたと報じた。

ワルダク氏はX(旧ツイッター)に声明を投稿。辞意を表明した。

インドメディアによると、ワルダク氏は外交特権を持つため、逮捕されていない。

タリバン暫定政権はコメントを出していない。

ワルダク氏は金密輸疑惑には言及せず、「アフガンの外交機関に勤める唯一の女性として、支援を受けるどころか、私を破滅させようとする組織的な攻撃を受け続けていることを遺憾に思う」と述べた。

またワルダク氏はこう付け加えた。「この1年間、私自身だけでなく、私の近親者や親戚も個人攻撃や中傷に直面してきました...」

さらに、「これらの攻撃・中傷は私の職務を効果的に遂行する能力に深刻な影響を与え、アフガン社会で女性が直面する課題を実証した」と強調した。

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