◎爆発はシーア派教徒が多数派を占める地区の住宅街で発生。犯行声明を出した組織は確認されていない。
アフガニスタン、首都カブールのモスク近く(Ebrahim Noroozi/AP通信)

アフガニスタン・カブールのシーア派教徒が暮らす地区で爆発があり、少なくとも1人が死亡、3人が負傷した。タリバン暫定政権が20日、明らかにした。

それによると、爆弾は車に取り付けられ、運転手とみられる男性が死亡したという。負傷者した3人が同乗者かどうかは明らかになっていない。

カブール警察の報道官は現場を封鎖し、捜査に当たっていると述べた。

爆発はシーア派教徒が多数派を占める地区の住宅街で発生。犯行声明を出した組織は確認されていない。

シーア派地区はイスラム国(ISIS)系組織のひとつであるIS-K(イスラム国ホラサン)のテロ攻撃を何度も受けている。

IS-Kシーア派だけでなくタリバン暫定政権にも攻撃を仕掛けており、多くの市民が自爆テロや襲撃に巻き込まれて死亡している。

IS-Kは先月、南部カンダハルの銀行で自爆テロを決行。これに巻き込まれた市民3人が死亡、12人が負傷した。

スポンサーリンク