◎ネタニヤフ首相は最も親密な同盟国である米国が求めるパレスチナ国家の建設に向けた取り組みと戦後計画も拒否している。
イスラエルとガザ地区の国境付近に配備された砲兵部隊(AP通信/Yonatan Sindel)

イスラエル・ハマス紛争におけるパレスチナ側の死者が2万5000人を超えた。ガザの保健当局が21日、明らかにした。

イスラエルとイスラム組織ハマスの紛争はレバノン、シリア、イラク、イエメンに広がり、イランとイスラエルの全面戦争に発展する様相を呈してきた。

イスラエルのネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は19日に行われたバイデン(Joe Biden)米大統領との電話会談で、人質を取り戻す代わりにハマスが要求する停戦、イスラエル軍の撤退、イスラエル側の人質解放を受け入れる可能性を否定した。

バイデン氏はハマスが壊滅するのは時間の問題であると述べた。

ネタニヤフ氏は最も親密な同盟国である米国が求めるパレスチナ国家の建設に向けた取り組みと戦後計画も拒否している。

国連のグテレス(Antonio Guterres)事務総長は21日、「2国家解決を拒否すべきでない」と懸念を表明した。

またグテレス氏は中東を火薬庫と表現し、紛争が地域全体に飛び火するのを防ぐため、できる限りのことをしなければならないと強調した。「それはガザの苦しみを和らげるための即時の人道的停戦から始まります...」

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